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4月になると、駅、歩道、街中の至る所で多くの新社会人の姿を見かけることになると思います。まだあどけなさを感じさせる顔立ちと、若人らしい溌剌とした足取り、そして、まだ買ったばかりのスーツ姿に爽やかさを感じさせてくれます。そのフレッシュな姿に何となく羨ましさを感じてしまうのは年老いたせいなのか…と、実感しているこの頃です。
ところで、ある企業の新入社員研修では、いくつかのグループに分かれて与えられたテーマに対する議論を行い、その結果を発表するといった活動を社員教育の一環として行っています。直接聞いた話の中で特に面白かったのが、”社会人と学生との違い”というテーマに対する発表でした。その発表の中で、ある新人さんは「学生は遊びでお金を使うが、社会人は働くことでお金を稼ぐ」といったことを話していました。
「そんなことは当たり前」と思われるでしょう。逆に「確かにその通りだね」と感心される方もいるかもしれません。いずれにせよ、一言で言うと、生産するか、消費するかの違いと言い換えることができます。マルクスは、その生産に関わる物が「商品」であり、「人間の欲求を充足させる物」と定義しました。また、「商品の価値の大きさは、その商品に実現される労働の量に比例し、その労働の生産力に反比例して変化する」と論じました。
私どものサービスは、形ある「商品」を直接売ることではありませんが、目的としてお客様のご不用となった品物を回収、廃棄処分することにより、お客様のご要望に応えるところにあります。「人間の欲求を充足させる物」が「商品」であるならば、その「商品」の対価として、お客様の満足のいくサービスを常に提供し続けていけるよう日々努力を重ねてまいりたいものです。そして、”学生が遊びでお金を使う”感覚とは違う、”喜びでお金を使う”サービスでありますよう願いつつ…。