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粗大ゴミ回収東京川崎相談所 -お知らせ-

リサイクルについて

この度は弊社ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

3月も半ばを過ぎ、ようやく春らしい季節になってまいりました。

3月といえば、学生にとっても社会人にとっても新年度に向けた、準備の時期であり、また、新社会人、新入生にとっては新しい人生の門出の準備期間ともいえるのではないでしょうか。

この時期は引っ越しのシーズンでもあり、そして、私どもの業界では繁忙期でもあります。

引っ越しに限らず、お部屋の片づけに伴い、処分したい家具や家電製品、ゴミの処分に頭を悩ませる時期でもありますね。

さて、近年、よく耳にする”リサイクル”という言葉に皆様はどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。

Wikipediaによると、次のように書かれてあります。

リサイクル(英: recycle)とは、「再循環」を指し、製品化された物を再資源化し、新たな製品の原料として利用することである。資源再生、再資源化、再生利用、再生資源化等とも呼ばれる。同一種の製品に再循環できないタイプの再生利用についても広くリサイクルに位置付けられる。

リデュース(reduce、減量)、リユース(reuse、再使用)と共に3Rと呼ばれる。

~~ここまでWikipediaより引用~~

簡単に一言で「再資源化」「再生利用」という言葉に集約できますが、実は、この「再資源化」「再生利用」というのは、一言で片づけられるほど単純ではなく、また、必ずしも清潔なことばかりではありません。

まず、第一に、「再資源化」「再生利用」をするためのコストがかかること。コストとは、当然のことながら、人、資源(機械や設備)、プロセスに関わる費用のことですが、処分するゴミの種類、材質、状態により、その処理方法は様々です。また、その「再資源化」「再生利用」は決して完全ではありません。

このリサイクルという考え方、というよりも、実は、もともと日本には江戸時代に、リサイクルの社会システムが出来上がっていたようです。

(当時、別の呼び方があったのかもしれませんが、リサイクルという外来語はもちろんありません)

たとえば、私たちの食生活に欠かせないお米は、ご存知のように稲作農業の賜物であるわけですが、副産物の藁(わら)は、衣類や建物の材料として欠かせないものでした。藁で作られた藁草履(わらぞうり)、草鞋(わらじ)はその当時の一般的な履物で、編み笠、蓑(みの)、現代ではほとんど見かけなくなった藁ぶき屋根の家。

いずれも使い古したものをそのまま廃棄するのではなく、材料そのものがいろんな形で「再生利用」されていたようです。

江戸時代の日本は鎖国していたわけですから、自国内の限られた資源の中で自給自足し、合理的かつ自然環境との共生をうまく適合させて、まさに持続可能な生産と消費のバランスを保っていたと言えます。

近年、よく耳にする「循環型社会」ということですが、そのまま江戸時代に回帰することは不可能にしても、理想的な「循環型社会」をつくるための、一つのモデルになっているようです。

(もちろん、理想的な「循環型社会」をつくるための課題はあります)

ところで、英語のリサイクル(recycle)のサイクルには「循環」という意味がありますが、考えてみると、この「循環」というのは、天候、生き物、そして、宇宙を構成する星までも、すべてに当てはまる法則性があるようです。

水は太陽の熱エネルギーで熱せられて、水蒸気になり、雲になり、やがて雨となって地面に戻ってきます。

生き物はどんな生き物でも一つの細胞から分裂が始まって、分裂を繰り返して大人になります。最後はやがて死を迎えるわけですが、微生物のエサになります。その微生物は食物連鎖で他の生き物に食われることですべての生態系のサイクルが成り立っています。

私たちの太陽も地球も含め、宇宙に存在するすべての星は数十億年後の遠い未来に消滅するそうです。そして、その星の残骸が、新しい星が生まれるための材料になります。

こういった法則性を鑑みると、どんなに時代が移り変わっても、限られた資源と環境、限られた時間と生活の中で、私たちが自然環境と共生しつつ、合理性かつ理想を追求しようとしたら、リサイクルは考えざるを得ないことの一つなのかもしれませんね。

参考:大江戸リサイクル事情(講談社)