私どもは、どんなに汚く、臭いところにゴミが溜めてあってももちろん片づけます。
今回はその事例の一つ。マンションのベランダに放置されてあるゴミの片づけのお話です。場所は目黒区で、作業は2DKのマンションのベランダからのゴミの回収です。
ベランダにゴミを長い間、ため込んで置かれていたらしく、匂いが強烈でした。ゴミは、椅子、テーブルの他、半分以上がペットボトル、空き缶で、片づけている最中に漁っているとゴキブリが数匹飛び出してきました。ベランダが、まるでゴミ置き場のような状態でした。
ゴミの下の方に生ごみやお菓子の袋などが埋もれていました。賞味期限切れの缶詰や乾電池、電球、靴などもありました。その他のゴミは、雨水でボロボロとなった段ボールでした。ゴミは、いずれも雨水で水浸しになっていたため、運ぶ際に、水気を切って箱詰めして運び出しました。
量は30cm×40cm×30cmサイズの段ボール箱で6箱くらいでした。作業員1名で約1時間の作業でした。
“塵塚(ちりづか)に鶴”という言葉があります。
ゴミ捨て場にも美しい鶴が舞い降りるように、大勢の凡人の中にも優れた人物がいる、つまらない中にも素晴らしい物が埋もれているといった、「たとえ」ですが、なかなか今回のような現場で価値のある物が見つかることはないものです。
とはいえ、大きな現場になると、時折、金品や高価な品物がゴミ(と思われていた物)の中から発見されることがあります。発見した場合は、私どもはお品物をお客様にお渡ししています。